博士の転職体験記③ 研究職が付き合うべき転職エージェントの見分け方

研究職が付き合うべき転職エージェント 転職とお金
著者紹介:Nekoace(猫壱), PhD, MoT
電機→素材と転職をまたいで一貫して新規事業畑。 モットーは「組織で唯一無二のポジションを取り続ける」&「社内政治を科学する」。 社会人博士で培った専門性を使った技術コンサルと、新規事業プロマネが得意。学位取得をきっかけにSNSでの情報発信を開始。
【経歴】 修士(理学) ⇒ 電機メーカーにて研究職10年(在籍中に工学博士と技術経営修士をダブルスクールし取得) ⇒ 素材メーカーにて開発職(Now!!)

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今回の記事のポイントはこちら

  • 博士の方、博士になりたい方
  • キャリアに悩んでいる技術者の方
  • 転職活動をしたいけれど何から始めたらよいか技術者の方
について、博士持ち技術者が転職するまでの事例を紹介すること!
と、転職エージェントを選ぶときの注意点について解説!
\初めから読みたい方はこちら/

博士の転職体験記:研究職が付き合うべきエージェントとは?

転職体験記の第三回。今回は転職エージェントの選び方についてです。
転職する時の基本戦略としては、常時1-2人のエージェントと交流を続けて、本気で転職考え始めた時にはもう少し多くの方と話していくと良いと思います。Nekoaceは最終的に4名の方と話していましたが、信頼できるエージェントかどうか、に加えて、会社によって持ってる求人の質に差があります。
また私がいつも言っている、自分の専門ドンピシャの求人探しをするなら枠が少ないので、やはり何人かから情報収集する必要があると思います。

 

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何事も基本は情報収集。転職エージェントが普段何を思って働いているのかを知ることもある意味転職成功の近道かもしれない。ということでドラマ化もした全二巻のこちらがおススメ
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博士の転職体験記:やり取りしたエージェントの所属企業一覧

さて、まずはやり取りしたヘッドハンターについて残していきます。

最後の章立ての部分でやり取りすべきヘッドハンターの特徴についてまとめていますので、急ぎの方はそちらからご覧ください。

 

↓↓↓では早速↓↓↓

私が実際に面談したヘッドハンターは4名。それぞれ所属は、

リクルートエージェントJACリクルートメントクイックスカイウイングスです。

どうやら業界大手というと、まずはリクルートエージェントとJACリクルートメントのようですね。

聞いた話では、ビズリーチの他のプラットフォームとして、リクルート系列のリクルートダイレクトスカウトというプラットフォームも存在していますが、やはりリクルート系列ということでJACの方はビズリーチメインに、リクルートエージェントは二つのプラットフォーム併用という場合が多いそうです。

クイックもたまに聞きます。中堅どころ?といったイメージです。

スカイウイングスは多分この中だと一番小さいんじゃないかと。あと求人もスタートアップ専門のようでした。

それぞれ面談時の様子について残しときます。


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お世話になったエージェント1:リクルートエージェント

最初に面談したのがここでした。リクルートエージェント
ビズリーチ経由で頂いたエージェントからのメールに返信すると別の方を紹介されて、オンライン面談。

最初の一回だけ顔出しであとは音声のみです。
他のところもですが、最初の面談では、私の職務経歴について説明してから希望業界年収について聞かれて、大体終わり。

その後エージェントから求人のpdfが大量に送られてきて興味あるものについて返信します。その中から実際に応募する企業を決めて職務経歴書を書いて送付、書類選考になります。

リクルートエージェントの方、最初に面談したのですがとても細かく話を聞いてくれてすごく助かりました。

当時、大企業/ベンチャー、外資/内資、技術/企画まで想定範囲がめちゃくちゃ広かったのですが、私が望むキャリア像を話して、わかりづらいところコメントいただくプロセスで自分の考えがブラッシュアップされたと思います。

やはり、人に話して自分の思考が整理されるという効果、侮ってはいけないと思います。

特にディープテックだと顕著なのですが、専門性高い求人を狙うと数が少ないのでほかのエージェントとかぶるものも結構あります。

リクルートエージェントみたいな大手の場合その会社に入社させた例があるとその時なぜ受かったなぜ落ちたみたいなことを教えてくれるのでここが大手の強みだと思います。

ということですごく色々教えてもらって(どこどこの会社は超学歴主義です、超体育会系です、みたいなこと)助かったのですが、結局ここで紹介された案件はほぼ面接まで進まなく、最初の面談のほかには電話で2回くらい話しただけでした。

いい人だったのでまたの機会があればお世話になりたいとは思いますが・・・ あと、リクルートエージェントの場合、Personal Desktopという独自のアプリをインストールして履歴書記載する必要がありました。

Nekoace、実は社会人4年目くらいのとき(5年以上前ね)に若気の至りで転職しようとしていたときの履歴書があったのでそれを元にアップデートした感じです。

ーーー応募した会社ーーー

1社目3Dプリンタ関連ベンチャー

構造解析シミュレーションとプロジェクトマネジメントの求人でした。書類出しましたが残念ながらお祈り。後から調べてみると資金繰り苦労しているようで、タイミングが悪かったのかもしれません。
残念、次、次!

2社目:半導体向け計測器で業績絶好調の某企業

年収めちゃくちゃ高かったですが、品質保証の求人でして、「職務経歴書からビジネス志向が強い人とお見受けしたためマッチしない」とのことでお祈りです。ビジネススクール出てるのでそう捉えられたみたいです。このころは自分の中でも転職の軸が決まり切っていなかったのでしょうがないです。 ちなみにですが、転職から時間がたった今、この会社からめっちゃ勧誘のメールが来ています。やっぱり求人が出てないと転職のしようもないのでタイミングって大事だなあと。

お世話になったエージェント2:クイック

ビズリーチ登録数日後、ランクSのエージェントの方からメールが来ました。それがクイックの方でした。

ココはすべて電話面談。

求人はおそらく一番たくさんもらいました(30件は超えていると思う)が、ピンとくるものがなく、結局ここ経由で応募はしませんでした。

あと、ここから職務経歴書の雛形をもらったのですが、隅っこに小さくクイックの文字が入っていて、他のエージェント相手に使えません。こういうのどうなんでしょう、ちょっと不信感がぬぐい切れませんでした。

ーーー応募した会社ーーー

・なし 

お世話になったエージェント3:スカイウイングス

スカイウイングスはベンチャー中心にいくつか求人頂きました。すべて電話面談でしたが、話した中でおそらく一番ベテランの方で、安心感ありました。

転職活動開始時には、絶対に受けると決めていた会社って幾つも無かったのですが、一社だけ専門性マッチする会社で受けようと思っていたところがありまして、最初の面談でその会社をお勧めされてドキッとしたのをよく覚えてますww

結局この会社経由で受けたのはそのベンチャー企業一社のみ。

ーーー応募した会社ーーー

・ネクストユニコーン企業ランキング等でも顔を出す某ベンチャー企業。

求人募集していたのが希望していた材料加工の領域で大変貴重な存在でした。オープンポジションでの応募でマネージャー採用(つまり経営層です)になれば年収も上がりますが、残念ながらお祈りでした。

このベンチャーの場合、技術は完成したものができていて、それを社会実装できる人間、つまり

技術を製品に落とし込んで試作繰り返してちゃんとした製品として売り出すことができる人材が必要

とのことでした。

私の場合、当時の大企業で試作機を作るところ(PoCに近い)の経験が多かったのですが、

実際に製品化するところまでできていませんでした。

この点がネックだったらしく書類通過できませんでした。そういう経験ってディープテック系大企業だと経験できる人が多くない気がしています。ベンチャー転職考えてる人は要注意です。 

お世話になったエージェント4:JACリクルートメント

JACリクルートメントって、転職活動始めるまで知らなかったのですが、リクルートエージェントに並んで大きいところの様子です。どうもハイクラス転職ならかなり有力なところですね。エージェントの方も、話していて経験豊富で大変良い印象でした。

JACもリクルートエージェントと同じく独自のWeb履歴書書く必要がありです。

ここは、面談したヘッドハンター4人の中では一番最後に話したんですが、結局ここ経由で二つ内定もらいました。

実際に入社したのもそのうち一つです。 書類応募も二社だけ。どちらも日系大企業ですが、こことの面接についてはまた別で書きます。

JACの方は、企業との面接をするたびにオンラインで面接してフィードバックを伝えてくれました。

面接官とも顔見知りのようで(リクルートエージェントと同じく、エージェントと企業人事で頻繁に情報交換するようです)、企業側からの期待とか懸念点とか細かく教えてくれるのでよかったです。

ーーー応募した会社ーーー

一社目:日系大手素材メーカー。

ニッチトップです。伝統企業にありがちですが各種手当がしっかりしていて、前職にない住宅補助とかがあったので、それ含めた年収ベースだと結構アップしそうでした。内定頂いた部門はビジネススクールの経験を活かして経営企画。最終的には内定まで頂きました。

二社目:こっちも日系大手素材。

グローバル業界トップ級の会社です。最終的にはココに入社決めました。博士で行っていた研究に近い分野の仕事が出来るということで大分評価してもらいました。 

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研究職が付き合うべき転職エージェントの特徴

さて、Nekoaceがお会いした4人のエージェントについて面談した経験を残しました。

ここからは、役立つエージェントの特徴についてまとめてみます。

なお、転職プラットフォームであるビズリーチもしくはリクルートダイレクトスカウトの登録は前提です。(ここはどっちかでいいかな。。。)

業界専門のエージェントがいる転職サイトを選ぶこと

ではどんなエージェントが良いか。1つ目。
まずは、狙いの分野専任のエージェントがいる会社が良いと思います。JACとは業界別でエージェントが別れていました。

求人にも、どの会社にも出している求人と、各エージェント会社に向けてクローズで出している求人があるようです。

自分の専門を活かすためには、こうした貴重なクローズ型の求人を逃すのは勿体ないので、出来るだけ分野に詳しく、顔が効く専任教員がいるところを選びましょう。JACリクルートメントとかリクルートエージェントは間違いないと思います。

エージェント間の引継ぎが出来ている転職サイトを選ぶこと

2つ目です。

同じエージェント会社でも複数人の担当が着くことは普通だと思います。
そして、業界とか専門別に分かれているエージェントの間であなたの情報や希望を共有できているかは、面談すれば分かると思います。業務の引き継ぎは仕事の基本です。もしこれがきちんと引き継げていない雰囲気を感じたならその会社は良くないです。

小規模なエージェント会社サイトには要注意

3つ目。
エージェント会社は特定分野専門のところもあります。そうしたところは、担当者も多くありません。時には掘り出しものみたいな当たりもありますが、外れることも大変多いのでメインのエージェントには据えない方がいいと思います。

研究職が付き合うべき転職エージェント

Nekoaceがもしもう一度転職活動をするならば、やはり、プラットフォームとしてのビズリーチそれとJACリクルートメントとかリクルートエージェントの二大大手には必ずお世話になると思います。これら大手だと、それぞれ何人かの方とお話しする機会もあると思いますから、必ず自分に合う方を探す努力をしてください。

後は、その時の好みで、ベンチャー思考ならあったところを選べばいいし、企業から直接来るオファー(CXOクラスから結構来ますよ)で決めていくと思います。

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まとめ:研究職が付き合うべきエージェントとは?

ということで、Nekoaceが実際にやり取りしたエージェントの方とのやり取り、実際の応募の結果、さらにはそこから実際にやり取りすべきエージェントについてまとめてみました。

Nekoaceは基本的に、技術者は自分の専門性を意識して、マッチするところを長期で探し続けることが基本だと思っています。是非、皆さんも戦略を持って自分の幸せを追い求めて頂けると良いかと思います。ではでは。

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それでは今日はこの辺で。

Nekoace

 

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