忙しい社会人が社会人博士に進む最大のメリットは? ~知的体力は全てに通ず~

社会人大学院体験記
著者紹介:Nekoace(猫壱), PhD, MoT
電機→素材と転職をまたいで一貫して新規事業畑。 モットーは「組織で唯一無二のポジションを取り続ける」&「社内政治を科学する」。 社会人博士で培った専門性を使った技術コンサルと、新規事業プロマネが得意。学位取得をきっかけにSNSでの情報発信を開始。
【経歴】 修士(理学) ⇒ 電機メーカーにて研究職10年(在籍中に工学博士と技術経営修士をダブルスクールし取得) ⇒ 素材メーカーにて開発職(Now!!) X

*この記事はプロモーション広告を含む場合があります 今回の記事のポイントはこちら 。  

  • 社会人大学院(博士、MBA、MOT)への進学を検討されている方
  • 社会人大学院への進学を後押ししてほしい方
  • ChatGPT時代に役立つスキルを身に付けたい方
    是非最後まで読んで!

こんにちは、Nekoaceです。 
今回は博士号取得する意味について滔々と語ります。
社会人大学院、みんな行きたいでしょ?
そんな方のためにこのポエムを書きました。最後まで読んでみてください。
あなたの中で何かが変わるかもしれません。

忙しい社会人があえて社会人博士に進むメリットって何だろう。「知的体力は全てに通ず」

さて皆様。
今回は、なぜNekoaceが二度も社会人大学院に入学したか。なぜ博士課程やMBA、MOTと言った社会人大学院を皆様に勧めるのか。胸に抱く想いを余すとこなく伝える回です。
↓↓では以下スクロール↓↓

まず、自分はこれからどうなりたいか考えてみて?

どんな方がこの記事を読んでいるか分かりませんが、
皆さんお仕事している、もしくはこれからする方で、そこそこお給料得ながら幸せに生きていきたいそこのところは皆さん共通でしょう。
別の記事で書いてますが、僕自身は専門分野活かした仕事してそこそこお給料頂いて暮らしていければいいのです(そのコツみたいなものはこっち↓)。
中には、激務でもいいからチャレンジングな環境に身を置きたい方もいるでしょう。
中には、海外勤務とかして新しい環境に身を置いてグローバル人材として活躍したい方もいるでしょう。
色んな方いていいんですけれども、自分はどんな人生を歩みたいか。これは他人には決められない、あなただけが自分のこれまでとこれからを見つけて決めていかなければいけないものですよね?

変化の大きい時代に本当に必要な能力とは何か

自分はどうなりたいか。これは自分で決めて頂くとして、じゃあ、今の自分はこのままでいいのか、誰しも悩むと思うんです。
なりたい自分はみんな違うので、当然するべき経験も違ってきますし、じゃああなたはこうしたらいいですよ、なんてアドバイスも一人一人違いますから一概にどうしろこうしろ言えません。
ましてや、ビジネススキルだって毎年流行り廃りが変わるし、本屋には毎週違う自己啓発書が並びます。普遍的な知識も本も存在しないように見えます。
でも、「何を勉強したらいいですか?」「何がこれから必要ですか?」という質問を誰かにされたときに必ず答えるようにしていることがあります。それが、
「知的体力だけはあなたを裏切りません」
ということ。

人間がChatGPTに負けないものは何なのか。色んな人が色んな媒体で言っていますが、Nekoace的には突き詰めたらこれだけです。

「考えるという行為が人間が独占できる最後の能力だ」

ある事象に対して最適解を見出すなら機械学習の方が早いでしょう。
特定の疑問に対する解決策が欲しいなら生成AIに聞けば一発です。
でも、今のあなたが抱えている漠とした不安を解消してくれるのは、普段あなたのことを日ごろから気にかけている特定の方か、あなた自身しか居ないですよね。

それはその場の状況を察知して考え抜いた結果だから腑に落ちた答えが出るのです。
この考えるという行為こそが人間がすべき最後の仕事であり、我々が真に鍛えるべき能力のはずです。
我々が鍛えるべきは知的体力です。

頭と体を酷使しつくす経験をすること

知的体力、考える能力を鍛えるにはどうすればいいか?
これはもう単純に考える時間を増やすしかないのですが、重要なことが一つ。
数年間でも集中して頭を使う時期を作った方がいいということです。
働きながらプライベートも充実させて生きていきたいわけですよね?世間様には家庭顧みずハードワークし続けて成果出し続ける方もいるのですが、そういう方に勝っていかなければならない。
これ重要な視点だと思います。
そういう方に思考の深さで勝てるだけの能力を身に付ける。これにはもう一定期間でも全生活を捧げて考え続ける時期が必要でないかと思います。
考えることそれ自体でも仕事の能力でも何でもいいのですが、密度が濃ければ濃いほど上達速度は早まります。一日8時間2年働くよりは、一日16時間1年働いた方が上達は早いのですよ。時間があくとそれだけ忘れていくので、忘れないうちに次の経験積んでスパイラルアップするってのは合理的な考え方です。
この考え方でいけば、何年も継続してハードワークしている方に勝つ方法、出てきますね。2-3年の決まった期間、全生活を捧げて考えつくす経験があれば基礎能力の向上によって勝てる可能性が出てきます。
この環境を構築する上で最適なのが社会人大学院だと思うのです。
Nekoaceの場合はダブルスクールでしたが、仕事もしながらでした。
この時期は本当に地獄のような生活で、日本で一番勉強と仕事に時間かけていたのでないかと思います。
ですがこの経験を経て、この頭と体を限界まで酷使する二年間を経て、自分の考える力が圧倒的に増強されたと思います。
日常の仕事で何か難題にぶつかった時、この時の経験があるから頑張れる。この時と同じ深さで考えれば誰よりも高い成果を出せると信じるから。この自信が実績になり、成果になるのです。

無能を知るということ

極端な話、大学院に行かずとも、自分で自分と対話し続ければそれでいいという考え方もありますし、それで大成功される方も沢山いらっしゃいます。
でも、僕やあなたのような弱い人間はそれでけでは続きません(違ったらごめんなさい)。
博士にしろ、MBAにしろ、数年間で学ぶ内容は1冊2冊本を読むのとは違います。
毎週10時間以上大学で講義に出席して、毎月何十本も論文を読んで、数十回にわたる指導教員からの赤入れに耐えて学位論文を修正し、大学と仕事ともしかしたらプライベートの板挟みで吐きそうになるほどのストレスを抱えながら残されたわずかな時間を寄せ集めて一つの事を学び続け、文章をつづり続けるのです。
大学院に入ろうとする方はきっと今の環境で何かしら活躍されているのだと思います。劣等感しか感じていないのに大学院に進もうとはなかなか思わないでしょうから。
でも大学院に入ると嫌というほど思い知ります。自分の無能さを。
自分が吐きそうになりながら書いた文章をすらすらと世間話でもするように書き続ける指導教員に。自分など及びもつかない努力と自信をみなぎらせた博士課程の学生に。最近は海外経験のある学生さんも沢山いらっしゃいますし、純ドメ(海外経験がない人の総称)のNekoaceは大変な劣等感にさいなまれました。
これが重要だと思うのです。
会社の中でひとしきり仕事を自分で回せるようになったあなたの鼻っ柱をボキボキに折って捨ててくれる素晴らしく強靭なメンタルを持ったいまだ出会ったことの無い人種の人間がアカデミアにはいるのです(研究室にいなくても学会だと腐るほどいるぞ)。
そんな自分の無能を知るということ。今我々に必要ではないでしょうか?

自分で選び取ること

極めつけは、そんな厳しい経験を自分で選ぶということ。
もしかしたら会社の上司が推薦してくれたとか、指導教員に勧められたとかで大学院入学する方がいるかもしれません。なんと羨ましい環境だと思ったあなた。大丈夫です。人に勧められて入学した社会人学生の卒業率は極めて低いので。

なぜならば、博士課程は自分一人で進むものです。
自分の専門分野の道なき道を、自分の足で、誰も踏みしめたことの無い未踏の大地を進むのです。
道しるべ(多くの場合指導教員)はあるにせよ、頼りになるのは自分の足だけ。

この課程を進むうえで最後に頼りになるのは、自分で決めたという強い意思
自分で決めたことだから最後まで。こういう理由を持っているから最後まで。
進むことが出来ると思います。

自分の今の仕事と照らし合わせてみてください。
自分ですると決めて、自分で進んで、自分でゴールにたどり着いた仕事がどれだけありますか?
自分で決めた道を進んで、紆余曲折あれど最後まで進むことが出来たなら、その経験こそが最高のスキルです。

出来ない理由も山ほどあるけど・・・

分かります。

忙しいんでしょ?
仕事楽しくなってきたんでしょ?結婚した?子供が出来た?買った?そうか、転勤か。
大変ですね。

でも関係ないですね。

毎日三食ご飯食べてるんでしょ?一食減らしたら30分浮くんじゃない?
お風呂入ってるんでしょ?大丈夫だよ、3日に一回シャワー入れば十分です。
通勤時間が一時間?会社の近くに引っ越しなさい。
全然在宅できなくて?まず、上司に意志を伝えよう
家族の反対にあってるから?あなたの成長のための活動だってちゃんと伝えた?

出来ない理由が山ほどあるのは知ってます。
でも、誰にでも山ほどあるんです。
大丈夫だよ、始めて見なよ。
そんなに不安なら自分の貯金で始めてみたらいい。やってみてだめだったらやめりゃいいじゃん。死にはしない。
学費の工面が出来ないなら誰でもいいから教員の所に行ってみな。明日有給取ったらいいじゃん。それで話聞いてみて出来そうだったら自分で論文読み始めて見たらいい。分野によっては論文の背景位かけるかもよ。
そこまでやればイメージできるでしょ。自分が卒業できるかどうかがね。

絶対大学院がいいとは言わない。でも、行ったら絶対何かを掴む。その繰り返しでいいんじゃないかと思う。

「知的体力」は決してあなたを裏切らない。

今後どんな時代になっても、どんな世の中になっても、人間が持つ最後のスキルが考えることだから。

「絶対に大学院に行くべき」そんなことは言いません。別に環境はどこでもいいんです。

でも、社会人の身にありながら大学院に進んだなら、「絶対に何かを掴みます」これだけは間違いない。そこから先はあなた次第。掴んだものを仕事に活かして学費取返ししたらいいだけ。

先のキャリアを考えることも大事だけれど、それで行動するのが遅くなったら意味がない。
今だ、と思ったらとりあえず始めることが重要です。
今、必要と思うことをする。毎秒、毎分、毎時、毎日、必要だと思ったことをする。それを夜寝る前にフィードバックして次の朝を迎える。
その繰り返ししかありません。

大丈夫、
「知的体力」があれば出来るよ。

よし。今から何する?

ほらほら、早く願書取り寄せて?

迷ってる時点で大丈夫。このまま働いててもいつかまた同じことを思うから。
だったら早い方がいいでしょう。

親切なNekoさんがリンク貼っといてあげるから。どうせ近いところ行くんでしょう?行けそうなところポチって説明会でも何でも行きなさい。
(公式urlにリンク貼ってるだけだからね?そこから先は自分で調べてね?)

旧帝大:北大東北大東大名大京大阪大九大

東工大+TOCKY:東工大筑波大お茶大千葉大神戸大横国

+α:広大早稲田慶応上智理科大関学関大同志社立命館

以上、社会人大学院進学を心の底から勧めする魂のポエムでした。

DM待ってます!

 

ちな、偉そうに講釈垂れてるnekoaceの学歴は悪いけど有償公開だからこっちね。同窓の人、いたら声かけて!嬉しいから。

他にもこのブログとnoteで記事書いてるから見てね!

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それではまた。

社会人のリスキリングを応援する化け猫「Nekoace」より

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